みんなで食べる、話す、つながる。神代団地のランチ会


2023年秋頃から、東京都調布市の神代団地でヨガに参加してくださっているみなさまと、不定期でランチ会を開催しています。

きっかけは、ヨガを続ける中で感じた「もっとみなさんとゆっくり話せる時間があったらいいな」という、とてもシンプルな想いでした。
ヨガの前後にも会話はありますが、限られた時間の中では、なかなか一人ひとりとゆっくりお話しすることができません。
管理栄養士として「食」を仕事にしている私にできることを考え、「それなら私がご飯を作るから、みんなで一緒に食べてみよう」と始めたのが、このランチ会です。

現在は年に2〜3回ほど、神代団地の集会所などで開催しています。参加されるのは40代から80代まで、毎回15名ほど。
料理は私がメインとなるものを用意し、参加するみなさんにも一品ずつ持ち寄っていただきます。
誰かが作った料理を囲みながら、「これ、どうやって作ったの?」「レシピを知りたい」と話したり、それぞれが持ち寄った料理について会話が広がったり。

参加された方からは、
「みんなでご飯を食べるのが楽しい」
「元気が出る」
「コミュニケーションが取れてよかった」
といった声もいただいています。

食卓を囲んだ“その後”に生まれたもの。

ランチ会を始めて、特に印象に残っていることがあります。

ランチ会の後、いつものヨガで集まったときのこと。
それまであまり会話をしていなかった方同士が、自然にお話ししていました。お互いの名前を覚え、次に会ったときには前回の会話の続きを話す。そんな関係が少しずつ生まれていました。

その様子を見たとき、「ヨガだけでは生まれなかったかもしれない関係が、一緒に食卓を囲んだことで生まれたんだ」と感じました。
同じ場所に住んでいても、顔は知っているけれど名前は知らない。挨拶はするけれど、ゆっくり話したことはない。
一緒に食卓を囲むことは、そんな人と人との間にある距離を、ほんの少し近づけてくれるのかもしれません。

この経験から、地域ダイニングへ

emariが考える「地域ダイニング」の原点には、このランチ会での経験があります。
特別なイベントをつくることではなく、一緒に食べて、話して、笑う。
そんな何気ない時間がきっかけとなって、次に会ったときに声をかけられる人が増えたり、地域の中に顔なじみが増えたりする。

食事を提供することだけではなく、食卓をきっかけに、人と人とのつながりが育っていく場所をつくること。

emariでは、そんな「食卓のある居場所」を、これから少しずつ地域の中に広げていきたいと考えています。


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